矢沢永吉というロックシンガーの生き方
皆さんご存知のロックシンガー。俺は高校生の時からファンになった。見た目じゃなくて、その内面がかっこいいと思ったからだ。
その男らしさの原点は何処にあるのか? 以下要約しましたが是非、矢沢永吉の以下二冊の本を読んでそのエッセンスを読み取って欲しい。
・成り上がり ・アー・ユー・ハッピー?
勢いもあるが、現実的で内面はまじめ(”成り上がり”から)
状況・背景詳細は省略。
エピソード1:クリスマスケーキ(冷静・現実を見つめる)
子供の頃、クリスマスの時期に、近所の金持ちの子供に、「おまえ、こんなの食えねーだろ!」とケーキを顔に投げつけられた。ケーキは顔にべったり張り付いた。
普通なら「ふざけんなこのやろー!」と飛び掛る場面だが違った。「こいつ、早くどこかへ行かないかな?」「そうしたらほっぺに付いたケーキがなめられる。」その後、そいつがよそを向いた時になめた。
エピソード2:お婆ちゃんに買ってもらったドラムセット(筋が通っていない事への怒り)
横浜で生活が落ち着いた頃、おばあちゃんに買ってもらったドラムセットを広島に取りに行った。お婆ちゃんは、それが今何処にあるかなかなか言わない。結局、ドラムセットは近所の親戚のおやじの家にあった。
そこへ行き、返してと頼んだ。いろいろ問答。最終的に・・・
おやじ 「そんなに欲しいなら売ってやる!」
矢沢 「ふざけんな~! 絶対おまえら全員土下座させてやる~!!」と言って横浜に帰った。ある天気の良い昼下がりであり、今だったら親戚全員皆殺し位の感情になったらしい。
エピソード3:バンドメンバーを切る(目標への情熱とそれに対する行動)
アマチュア時代にバンドメンバーを募りライブ活動を開始。大学生位の年齢時期でも有り、その中で趣味でやってそうなやつ、才能がなさそうな奴は「向いてないよ!」「就職したほうがいいんじゃない?」とメンバーを切っては、新しいメンバー探していた。遊びでやってるわけじゃない。真剣だ。
エピソード4:家に帰り銭湯に行く。新聞も読む。印税について知る(状況に流されない)
キャロルでデビューし、非常に売れていた頃、テレビ出演後は横浜のアパートに帰り奥さん・子供と銭湯に行っていた。バンドメンバーは毎晩のみに行っていた時代。日経新聞も読んでいた。
「ミージシャンは小銭やって、裏で大儲け!」の構造に気づく。「何事も契約だ!」の現世に早くから気づく。
そんな事柄を経て、芸能人長者番付1位に・・・
もっと?・挫折・それでも復活・歩みを止めない(”アー・ユー・ハッピー?”から)
その後の簡単な状況は・・・
・スーパースターにはなったが・・・
・離婚・・
・アメリカへの挑戦
・スタッフの裏切り(挫折・借金数億円)
・復活
・いつになってもやってみる。歩みを止めない
詳しくは矢沢永吉さんの”アー・ユー・ハッピー?”を読んで欲しい。
自分が読み取った事は・・・
・現状に流されず前を向く事
名声も金も得た。現状維持? 立ち止まったらいけないという事。
・信頼できるパートナーは重要だ
スタッフの裏切り(詐欺・使い込み)に合い「もうだめか?」と思った頃、新しい奥さん、自分を支える良いスタッフから、「まだ行ける!」と言われて復活した事。
・なめられるな!自分でやってみよう!そこで均衡点が見えてくる!
芸能人・ミュージシャンのツアー(コンサート)は、プロモーターからギャラをもらって、「今年のツアーのギャラは00,000万円ね。」の世界らしい。
自分の世界観を出したい&過去悪いやつにさんざん騙された矢沢さんは、とある年に全部自分達でやってみようとなった。「悪いやつらに騙されるな!」の精神だ。
「この曲は、ここでストリングスが必要だ。100人入れろ!」位に自由にやった。
ツアーも終了間際の居酒屋でスタッフに聞いた。「結構いいステージできたよね! あがりは何億位か?」 スタッフ:「ボス! マイナス300万円です!」 「ええ~?」
プロモーターは安い経費で、ほど良く見せるコツ・ポイント(コネ)を持っている。でも自分達でやって初めて、そこはこうしてくれとかの交渉ができる。との事。